2010/11/02

インド旅行記 5

【20th】


朝5:30「チケットを見せるんだ。もうここはBanarasだ。5分で出発するから早く外に出るんだ。」と乗客を連れたポーターが現る。なんと、予定通りに到着したため、とてつもなく早起きすることになった。寝ぼけながらあわてて外に出る。後々気がついたが、ワンピースを一着車内に落としてきたらしい。きっと今頃誰か女の子が来ているに違いない♪

さて、Banaras駅。まずPay Useトイレへ。女性側は混んでいる。歯を磨いたりしている。トイレは2つしかない。水道も2つ。取り合い奪い合い。時間がかかる。私はお腹が痛いんだ。だから横入りしないでくれ。こんにゃろー。と思うが、そこは中国で身に付けたトイレに入るための図々しさがある。それなりの順番で無事使用できた。時間は6時を過ぎていた。すると、舞子さんに三度遭遇!偶然に偶然が重なり、もはや強い縁を感じずに入られなかった。Gowdriya交差点まで、30Rsだということで、サイクルリキシャーの交渉をしてくれた。オートだと良く分からない場所に連れて行かれる可能性もあるから、とのこと。舞子さんと、ゲストハウスでまたお会いすることを約束し、ここでお別れした。無事たどり交差点まで着き、予めオススメしてもらっていたShiva Guest Houseに宿泊した。舞子さんの友人であるオーナーのShivaさんにchaiを頂き、部屋を見せていただき、ダブルで400→350Rsで宿泊させていただいた。清潔感もそこそこあり、ホットシャワーも使用可能だった。チェックイン後、まず洗濯し、干し、外にもロープを…と思ったら、屋上の方から「猿が来て取って行くから外はダメだよ!」と。ふと見ると、確かに猿が…。出窓を空けたまま、室内で洗濯物を干していたら、出窓のすぐ先で「キキー!」焦ってすぐに出窓を閉めた。猿にはくれぐれも注意が必要だ。

朝食を食べに、外へ。

どこか忘れたが、Cheese tomato toast(40Rs)とchai(7Rs)を食べ、ガンガーを眺めながら南へ歩く。階段を下りる際に祈ってから降りる者、ガンガーで沐浴する人々、選択する人々、水遊びする子供、仕事をする人、ガンガーの向こうに見える“不浄の地”の岸には何も無く、不思議な光景が広がっていた。

いろいろな物が詰まったヘドロというか粘土質の物質というか、階段に積もった?それらをホースの水(かなりの水量と水圧)でガンガーへ押し流している場所がいくつかあった。

しばらく歩くと…はまった。

相方も…はまった。

動くほど…脚が埋まる!!!!!

二人とも膝まで埋まった…



Heeeeeeeeeeeeeeeeeeeeelp!!!!!!!



近くに来てくれたインド人親子に救出してもらう。

ビーサンたちは、ガンガー(横)の泥の中に、思い出と共に埋まっているのだ。

脚を洗うためにガンガーへ。思いもかけない形でガンジス川に漬かることになったが、決して忘れられないものになった。

救出してくれた少年の名前はBabu、おじさんは「ガンジス川でバタフライ」の際、長澤まさみを船に乗せた人らしい。

裸足でBanarasの路地を、至る所にある牛糞やゴミを避けながら、靴屋さんまで連れて行ってもらった。

宿に戻り、着替え、改めてBanaras Hindu University(サイクル30Rs)内のVishwanath templeに行く。大学構内はとても広大で、構内バスが走っていた。在学生用だが、近くに止まっていたので乗って寺院まで5~6分走って着いた。参拝者が学外からたくさん来ていた。Shivaを祀った寺院だという。数家族がそれぞれ何かの儀式をしていた。中心にあるつるつるした石を磨いてココナツ液をかけたり花びらや赤・黄色の粉を塗ったり、水をかけたり…。

一連の儀式を見終わり、10Rs寄付箱に入れて寺院内を見て回った。ヒンドゥー教の不思議さ、様々な宗教の神様は全て同じでありヒンドゥー教に繋がっている、と。そんなような文章・絵画がいたるところにあった。これに関しては、肯定も否定もしない。

さて、寺院から出て小腹がすいたのでサモサとサモサの衣の部分(食べて分かった)を食べた。スイートチリソース一緒にもらった。座った次の瞬間、蜂が何匹も寄ってきたため、3つだった容器を2つにまとめ、一つ放置しておとりにして去った。コワいコワい。夜は確かGerman Bakery でThaliを食べた。

夜9:30頃、ドラムの鳴り響く音と祈りの声とが聞こえてきた。訊くと、Pujaの祈りだという。大きな音に驚いて起きた。外は小雨だった。



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