2010/11/02

インド旅行記 12

【27th】


10時からDelhiにあるStreet Childrenを支援するSaalam Baalak Trust という団体が、自立支援の一環で行うCity Walkに参加することになっていた。

@Madan CaféでBreak Fast set(35Rs)を食べ、connort place(CP)近くのRail way ticket reservation center(?)に集合した。

道に迷って15分ほど遅刻してしまった。

ガイドさんの名前はShahadatt(Mr.B、Bollywood のBだという)、22歳。

6歳の時に父と出稼ぎにDelhiに来て、残してきた弟たち(姉妹4人、兄弟4人)に会いたいと、New Delhi駅に向かうが、迷子になってしまった。声をかけられて雇われて物を売るがタダ働きだったため逃げ、次に声をかけてきたのはムスリムのPick Pocket(スリ)。その方法を彼が一生懸命に教えてくれたが、一度も成功することは無かったという。その後、Trustの職員からシェルターに来ないかと言われ、一度は断るが、後にテレビがあるということでテレビが見たいからシェルターに行くことにしたという。

彼はまず、子供たちがなぜStreet Childrenとなってしまうのか、彼らは日常何をしているのか、食事や寝る場所はどうしているのか、などを話してくれた。



■Street Childrenになる理由

1、アルコール依存症の父親が酒のために子供を売る

2、Dawryの資金を貯めることが出来ないために捨てられたか売られる

3、大都市に出ればBollywood starになれると思い、家を出る



■稼ぎ方

レストラン、Chai売り、スリなど

大人に声をかけられ、寝る場所と食事を与えられるがタダ働きのことがしばしば



■子供たちが稼いだお金の使う先

・Drug ‘white out’文房具であり、安いため最も多くの子供たちが使っているという

・Entertainment(movie, game center)



■食べ物と寝る場所

・Shik templeは誰にでも無料で食事を提供している

・路上に落ちているものを拾う(FORTUNATELY, there are lots of food on streetと言っていた)

・路上で寝る そのため持っていたお金は寝ている間になくなることも多い



■シェルター及び学校

シェルターに来る子は多いが、入れ替わり立ち代りで長期に及ぶことは無いという。6ヶ月程度で入れ替わるということが多いといい、理由はthey love freedom on street、そのために戻ってしまうのだという。

勉強は二箇所で行われていた。一つがpahar gandhiから地少し路地に入った静かなところにある4階建てほどの建物の3階。施設の門番/警備員がいるため、開けてもらってはいる。ここは男児専用のため女の子はいなかった。女児用シェルターは国政空港の近くにあるという。ここではその時間に英語を教えていた。6~17歳の子供たちが多く、18歳になったら自立のためにこのシェルターからは出て行くのだという。このシェルターを卒業し、カメラマンやダンサーなどになり、活躍する人たちの写真が掲載されていた。モデルケースが明確にあるということは、子供たちにとって明るい光となっていることは間違いない。

もう一つはNDL駅のすぐ横にある事務局のある建物。子供たちは少数だった。ここには併せてMedical clinicや体重計があった。理由はナイフを使うことも含め、ケンカがしばしば起こるから、ということだった。

NDL駅のロビーで、Mr.Bがあるモニュメントについて説明してくれた。左側の壁に、たくさんのChai売りのセット(ヤカンやカップなど)がかかった自転車のモニュメントがある。

Theme:‘CHAI GARAM’(=Hot Chai)

Means:‘Children are easy to sell chai’

Explane:何千何万人と利用するNDSでは、1日毎数百人の子供たちが行方不明になっている。子供たちはChaiを売るのに適しているから、いつ自分の子供がいなくなるかわからない。わが子がChaiを売るために連れて行かれないよう、子供の手を離さないで、しっかり見ているように。そういう戒めのモニュメント。(無数のヤカン=無数の子供たち)



このStreet Walkでは、10時集合、30分説明、1h~1.5hPahar Gandhi周辺をガイドによる説明で散策する。ただ道を歩くのみでは過ぎ去ってしまう、なんとなく目に入るだけの景色や物、人々の働き方など、気がつかなかった生活、文化を知ることが出来る。例えばたまに様々な宗教の神様や教祖がタイルに描かれて壁に埋め込まれている、それは公衆トイレの設置と併せて、ここで立ちションしないように、ということだった。神様らがいれば、ここをキレイに使用するに違いないという思惑で設置されているなど。

参加するにはTrustのサイトで事前に参加表明のフォームに連絡する。参加費は一人200Rs、運営資金としてWalkの終了後に事務局で会計係に支払う。Lonely PlanetにはこのTrustが載っているらしいが、地球の歩き方には掲載が無い。Walkは完全に英語である。日本語を話せるスタッフはいない。ただ、地球の歩き方を読む、英語を話せる人は多くいるはずだから、その人たちに向けてこのWalkの掲載を依頼することをスタッフの人たちに約束した。



<可能だろうか、私はここでスタッフとして1月から3ヶ月ほど働けないだろうか。入国不可の期間(11~12月)は遠隔での作業も含め。英語が話せれば何とかなる。スタッフは基本的に英語、ヒンディーを使って教えるということは特になさそうだが、ヒンディーを覚えるいい機会にもなるだろう。この旅行記を書いていて、ふと思った。本当に可能なら、資金を何とかして集めて、私は3ヶ月行きたい。卒業式は、出られなくても良いや笑>



スタッフの方にDowryの話を幾ばくか伺うと、Center of Women studiesという場所が様々な貯蔵書籍を揃えて郊外(空港方面)にあるという。時間を作れず、そこには行かなかったが是非言って話を聞きたかった。



昼食は書籍販売をしているPahar Gandhiのお店

@Grand Sindhi restaurant

・Chilly Garlic Chowmin(焼きそばのようなもの)50Rs



相方は体調が優れず、宿で休憩。18時にCPのBブロックのマックで待ち合わせした。

散策がてらCPまで歩く。CPはマッサージやヨガをやらないか、というような客引きが面倒だったが、少し外れたところにあるお菓子屋さんで3種類(20Rs?)くっついてきたおちゃんにオススメしてもらって食べた。Milk Cakeはまぁいけるかな。やっぱりすごく甘いけれど。黄色いロールは塩味で、甘すぎるお菓子の箸休めというか休憩に丁度良い感じだった。

その後、本屋さんに行って薄い料理本(95Rs)を購入した。CPの内円を歩いて、お散歩することにした。すると突然すれ違った人に「Pahar Gandhiであったことあるよ!」とCPに買い物に来た格好ではないおじさんに声をかけられた。色々な情報を聞いてみたが、全く知らない人。彼も私の名前を知らない。私はあった人は全員名前を聞いているし、伝えているのだが、彼のことは全くもって思い出せない。一切接触が無い人のようだった。しかし、友達なんだからChai行こう!としつこい。結局その人はそばにいたtaxiのドライバーにコーラを買いに行かせ、おごってくれた。怪しいこの人からコーラをもらうのはとても怖かった。CPでもし私が倒れたらただ事じゃなく他の人たちが助けに来てくれるだろうなぁ、と心配しながら飲んだが、結局何も入っていなかったようで安心した。明日の予定を聞いてきて、「興味があれば美味しいケバブのレストランがあるから行かない?その後Lotus Templeに案内してあげるよ」と。新手のナンパ以外の何ものではなかったが、気持ち悪かった。彼はいったい何者なのだろうか・・・自分の職業を明確に話さないから・・・(あの辺の、まぁ、アイスとか売ってるよ・・・。 ※私はPahar Gandhiでアイス買ってません)



この人が気持ち悪くてもう会いたくなかったので、CPの中心にある、持ち物チェックなどが必要な公園に入った。Youthによるパフォーマンスイベントの直前期間だったようだ。

公園の芝生はきれいだった。歩き疲れたこともあって、芝生に座っていた。大学生が多いように見える。たぶんメトロでDelhi Uni.と直結しているから遊びに来るのだろう。30分くらい、ノートにメモをとったり「ここではキャッチも変なナンパもないな~」とか思いながらボーとしていたら、イケメンに話しかけられた。(!)

彼はImran,と言い、友人はSammerという。二人とも大学生で、22歳。少し話しをして、Chai行こう!ってことになる。Sammerは帰ってしまった。が、他の友人が現れた。さっき遠くの方に「あーいう人はもてるんだろうな~インド人ぽく無いな~モデルみたいでイケメンだな~」とか思ってた人だった。彼はLuckyと名乗った(本名はWangnoo)。

Imranはシンガポール大学で2年間ビジネスを専攻し、今年帰国したばかりだという。将来はNGOでまず働き、そのあとビジネスをやりたいらしい。Wangnooは10年間イギリスで生活していて、彼も最近帰国したばかりという。そのため、インドの水を飲むとお腹を壊すから飲めない、とImranがよく行くChai屋さんで話していた。二人は幼馴染だと言った。この後何をするのか、家族にお土産を買うのか、趣味(二人はクリケット)は何か、など話して、お茶を買うことを伝えたらWangnooがいつも家族に買っているという有名なお店に連れて行ってくれた(日本人がよく利用するのでお店の人は日本語が流暢に話せる)。質的にも価格的にも高いお店なので、1種類(Masala tea)を200g 675Rsのみ購入して終わった。本当はもっともっと安いMasala teaを大量に購入する予定だったが、予定外の出費に焦った。

実は、待ち合わせの時間は17:50だったが、CPからオートで出発したのは17:40だった。15分で戻れる!とのことだったが渋滞してしまい、結局18:20、CPを一周するほど待たせてしまい、心配をかけてしまった。

その後、彼らと夜少し飲みに行こうと約束し、別れた。お金が足りなくなったことと、Ehsonに電話するためにHISに向かった。そこで電話をお借りして、またHISと同じブロックにある換金所は20時まで営業し、かつ1万円=5300Rsだということでそこへ向かって換金。

Ehsonが友人(Irsh)と現れ、どこに行くとも決まらず歩き出し、結局Pahar Gandhiのレストランで食べた。「明日の夜かランチにうちに来ないか?」と誘われたが、相方が断固拒否していたので断念。



夜、Imranと飲みに出かけた。来ないと思っていた(Lucky)ようだったので、Imranはとても喜んでいた。話した内容はあまり覚えていないが、とても良い人だった。イケメンだし。出身地はDharamsalaということだった。Skypeやfacebookでも連絡を取ろう、と約束し、別れる。

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