ゼミ2010年10月15日より。
出てきた意見や調べたことや私の考えなど抜粋。
テーマ:尖閣諸島問題
ディスカッションポイント:
「衝突事故に関して関係諸国の政府が撮った行動の背景とは?」
これまで尖閣諸島周辺、東シナ海における中国漁船、潜水艇の航行を半ば見逃してきた(警告のみ)が、なぜ今回逮捕に至る必要があったのか。
注目点
・領海侵犯ではなく公務執行妨害での船長逮捕
・犯罪人引渡条約未締結国への処分保留人の引き渡し
・日米安全保障条約適応範囲(尖閣諸島の処遇)
・中国の東シナ海における領海拡大に向けた動きの牽制(日→中国、米→中)
-中国排他的経済水域における米軍との衝突
-ベトナムとの領土問題(パラセル)
-日本との領土問題(尖閣)
など
それらは、
・東シナ海の豊富な資源(ガス、油、魚など
・日米関係の混迷(普天間、日米安保)
・中国の日本軽視(政権の脆弱さ)
・ASEAN経済圏における中国の経済的影響力の大きさ
などの影響があるといえるだろう。
では何故関係は軟化したのか、その理由(推測)
・中国は「成熟国家」であるとの国内外に向けたアピール
-「成熟国家同士の問題である。両国間で解決できる」(米国次官補)との発言あり(2010年9月25日サーチナ)
-尖閣諸島に関する歴史的日中共同調査の必要性是非アンケート、是非半々との声を掲載(2010年10月14日サーチナ)
・東シナ海ガス田共同開発における日本の大幅な譲歩
-中国は日本に共同開発ではなく、格下の「出資」に留まるよう要請(2010年5月16日産経)
-日本、出資比率の5割超を中国側に譲る方針決定(2010年5月16日産経)
ちなみに、政府系シンクタンクの中国国際経済交流センターによれば2010年末~2011年にかけて中国の輸出額は大幅に減少するとの見方を示している。
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ご意見ご感想お待ちしております。
日米安保における尖閣諸島の処遇
ReplyDelete補足
・ブッシュ政権:尖閣諸島は日本の領土であるから日米安保対象。第5条において明記とする
・オバマ政権:日米安保対象という明言はしていない。日中どちらかを支持することはないとする